堺なかもずシニアの相談窓口の
生前対策に関する相談事例
堺の方より身元保証に関するご相談
2025年06月03日
身元保証人は名前を書くだけでいいのか司法書士の先生に伺います。(堺)
家族だけでなく身内もいないという60代の知人が堺市内の病院に入院することになりました。私は職場で少し関係があっただけの人間ですが、少し話したことがあったからか、先日身元保証人になってほしいと連絡が来ました。私としては、よく聞く「連帯保証人」のようなお金の保証人は絶対引き受けられませんし、そもそも「身元保証人」の仕事内容も分からないので、まだ返事は保留しています。ただ入院の書類に名前を書くだけなら引き受けてもいいですが、身元保証人になった場合、どんな責任を負わされるのか簡単でいいので教えてください。(堺)
身元保証人の役割は実は多岐にわたります。
生涯独身の方が増え、身寄りのない方が増えた昨今では、「身元保証人問題」が深刻化しています。とはいえ、ご家族がいる方やご親戚のいる方は、あまり耳にすることがない言葉かもしれません。また、「身元保証人」という言葉は知っていてもその役割まではわからないという方が大半ではないでしょうか。
身元保証人の役割を簡単にご説明すると、病院の入院時や、介護施設入居時に必要となる、契約時の身元を保証してくれる人です。本来でしたらご家族などが担う役割ですが、ご家族やご親戚のいない身寄りのない方には第三者による身元保証人が必要不可欠です。
身元保証人が実際に行っている役割の一例として
・入院費用の責任(依頼者が入院費などを支払えなくなった場合に費用を支払う)
・退院・転院時の責任
・緊急時の駆け付け対応
・(契約時の聞き取りから)依頼者に代わり医療処置や介護方針等の判断 等
これらが主な役割として挙げられますが、実はその役割は明確化されていないため、非常に多くの役割を強いられる場合もあります。
なお、身元保証人を利用される方は身寄りのない方ばかりではありません。ご家族がいても「迷惑をかけたくない」とお考えの方も身元保証人を利用されます。
また、身元保証人と同じような役割をもつ「後見人」がいますが、実際の役割は異なります。
【後見人】依頼者が認知症などで判断能力が劣ってから、依頼者に代わって契約事項を行うことになるため、依頼者がお元気なうちはその役割を果たすことはありません。また、後見人は依頼者が債務を負担できなくなった場合に支払いの義務はありません。
【身元保証人】依頼者がお元気なうちから役割を発揮できます。また、依頼者が債務を負担できなくなった場合、身元保証人はその債務を負うことになります。
身元保証についてお困りの方はぜひ一度堺なかもずシニアの相談窓口にご相談ください。
堺なかもずシニアの相談窓口では、身元保証について堺の皆様に分かりやすくご説明できるよう堺なかもずシニアの相談窓口の身元保証の専門家による無料相談の場を設けております。
また、身元保証のみならず、相続全般に精通した司法書士が堺の皆様のお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
堺の皆様、ならびに堺で身元保証ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を堺なかもずシニアの相談窓口一同、心よりお待ち申し上げております。