身元保証会社を選ぶ際のポイント
身元保証人を探されている方の多くは、頼める家族がいなかったり、家族や親族がいたとしても頼むことができなかったりする方々です。
身元保証人の担う責任は重いものであり、特に介護施設に入居するとなると、介護施設とのやり取りのために定期的な訪問が必要となります。気軽に頼めるものでもなく、迷惑をかけたくないと思われる方も少なくありません。
しかしながら、現在では介護施設の入居時や病院の入院時に身元保証人のサインが必須のため、「いつかは誰かにお願いしなければいけない」と考えていたほうがよいでしょう。
このようなお悩みを抱えている方におすすめなのが、身元保証会社のサービスの利用の検討です。近年身元保証人を立てることが難しい方向けに、民間企業による身元保証人を代行するサービスが広がっています。
ただし身元保証業務を行うための仕組みや料金の設定については各団体によって異なるため、ご自身の希望に合う身元保証会社を見つけることが重要です。
こちらでは、身元保証会社を選ぶ際に注意したいポイントについてお伝えいたしますので、ご参考にしてください。
まずはサービス内容の確認を
身元保証のサービスは一律ではなく、提供する団体によって規定やサービスの内容、身元保証人が行う範囲はさまざまです。そのため契約前にご自身が望むサポートが受けられるのかを確認しましょう。
特に日常生活の支援については、身元保証会社のサービス範囲とご本人の希望に相違があることも考えられるため、しっかりと聞いておきましょう。また、買い物や病院の付き添いなども身元保証会社が対応してくれるケースはありますが、その場合にはどの程度の費用が発生するのかも確認のポイントとなります。
安心して財産管理を任せられる仕組みが整っているか
介護施設では入居者間のトラブルを回避するため、高額な金銭や貴重品の持ち込みを禁止しているケースが多くなっています。それゆえ、施設に入居後の財産管理は身元保証会社に依頼するのが一般的です。
そうはいっても「使いこみや横領がないか心配」と思われるのはあたりまえのことです。不安を解消するためにも、財産管理の仕組み上、そのようなことができない管理方法であるのかを確認しておきましょう。
例えば、身元保証会社とは別の機関が信託口座によって財産管理をしている場合、身元保証会社が自由にお金をおろすことはできなくなります。第三者による監視機能がある財産管理であれば、安心して任せられるでしょう。
幅広い手続きに対応が可能かどうか
身元保証会社を選ぶ際には、身元保証人がどの範囲の手続きまで対応してくれるのかを確認しておきましょう。
身元保証会社によっては死後事務については含まれなかったり、オプションとしていたりするところも少なくありません。入居先の施設に迷惑がかからないよう、介護施設の清算や退去の手続き、葬儀や供養の手配までお願いできる身元保証会社のほうが安心です。
遺産の寄付を前提としていない会社かどうか
身元保証会社によっては、利用者の遺産を寄付することを前提に運営を行っている会社も存在します。
このような仕組みを採用していた会社の中には運営状態が悪化した際に契約者から預かっていた財産に手をつけ、社会的に大問題になったケースもあります。
身元保証会社を選ぶ場合には、寄付を募ることなく運営されており、ご自身の遺産についても遺言書で自由に承継先を指定できるかどうかも、身元保証会社を選ぶ際の重要なポイントです。
堺なかもずシニアの相談窓口では初回無料相談を行っております。身元保証についてのご相談を希望される方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
なかもず、堺からのお問い合わせを心よりお待ちしております。